医学専門 校閲者・翻訳者/医療啓蒙

■インターネット上の医療情報


インターネット上の医療情報、利用時注意
〇年〇月〇日
  • 有用な医療情報が得られる一方で注意しなければならない事項が多くあります。
  • 医療関係者ではなく一般の人の発信する情報は、専門教育を受けていないために、どうしても不正確になりがちです。
  • 医療関係者でも単純な書き間違いなどの危険は避けられません。多忙なためにホームページの更新作業をきめ細かくできないことがあります。
  • 医療機関のホームページであっても宣伝の目的が強く、誤解を招く表現が使われていることがあります。消費者として情報をよく吟味して下さい。
  • 外国の医療情報を利用するときは、日本と外国の医師の考え方の違い、薬の商品名、用法や用量の違いなど考慮する必要があります。

メールや掲示板での病気の相談
〇年〇月〇日
  • 一方的に示される限られた情報に基づいて回答しなければならず、回答の妥当性は情報の量と質に左右されます。
  • 回答があっても善意でしているだけで、あくまで相談に過ぎません。医療関係者が回答してくれても、病院を受診しての正規の診療とは異なります。
  • 回答があった場合には、礼儀としてお礼を述べましょう。
  • 科学的な検証がされていない民間療法を宣伝する目的で回答してくる例があります。医療関係者が独自の治療法を宣伝している場合もあるので、注意して下さい。
  • 一般の人からの回答では誤りの危険性が高くなります。
  • 看護関係の掲示板で相談する人がいますが、看護師は診断や治療の教育を受けていません。実際にどうみても医師ならばこんな回答はしないという例をみているので、注意が必要です。