翻訳スクールは営利目的の民間会社です。広告や宣伝の解釈には注意が必要です。よくみられる宣伝文句はそのまま信用はできません。
- 翻訳会社の話を聞くと、実際には医薬翻訳でも経済状況、景気に仕事量は左右されます。
- 「専門知識も教える」というのは「一部の専門知識も教える」という考えましょう。そんなに簡単に専門知識が身に付くなら、医療系の大学や学校は存在意義がなくなります。
- 成績優秀者は系列会社に紹介、登録とあっても、実際に仕事を回してもらえるのかは全く別の話です。またそれだけ優秀なら翻訳スクールで勉強する必要はありません。翻訳スクールの翻訳能力検定でも、成績優秀者は登録との文言がみられますが、登録者のうちどの程度の割合で仕事が来てどの程度の収入が期待できるかは疑問に感じられます。翻訳スクールに問い合わせるてその回答を吟味しましょう。
- 翻訳能力の検定試験を受けようと思うのであれば、そのこと自体が実務水準以下という考え方もできます。本当に能力のある人なら、自分が適切な訳をしているかどうか分かるからです。また翻訳者と医療関係者の正解が異なるために、医療関係者がきちんとした訳文を書くと評価が低くなる場合もあります。
- 医療関係の経歴のない人が翻訳講座を修了した程度では、実務水準に到達するのは非常に困難です。
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